初心者の私が、気ままに…綴る 昆虫採集・飼育観察メモ

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東京 ムカシトンボ採集記
どうも、こんばんは。 GW中盤は…天気が悪いので 自習三昧な日々です。(^_^;)
さて、昨年度から ハマり始めた初夏の採集をしに 先日は東京の裏山へ 採集に訪れました。


2012年 4月28日 東京都 某所(晴れ)
現地に到着すると、このような林道が1時間ほど 地味に続きます。傍から見ると・・
東京の裏山 植林地帯
緑豊かな光景 に見えますが・・これらは過去 杉の植林によって形成された 人工林です。
とても残念ながら・・この様な杉の人工林には、ほとんど昆虫は居ません。(汗)
昆虫採集を主体とする 自然観察に慣れてくると、現地の樹を ちらっと見るだけで…

あの樹の持つ あの葉っぱ美味しそうだ。 不味そうだ。 と、少しだけムシの視点で、

その地域の自然環境の度合いその地域のポイント を見ることが 出来る様になり、
これが 直ぐに出来るか どうかで・・・その日の採集成果が 大きく変わることがあります。
もちろん、私は…まだ修行中の身なので、今回は大好きなトンボ を中心に見ていく事にした。


今回の目的種。ムカシトンボを採集しよう! と思った時は・・先ず 図鑑を読みますよね!
愛用中のトンボ図鑑東京の裏山 渓流沿い
すると、4~6月中の上のような渓流沿い に多く生息しています。 と、図鑑には書かれていました。
確かに こんな渓流沿いには、本種のヤゴ や 羽化したばかりの若い個体が多いのですが、
標本用として 採集に適した 接触行動を行う成虫は、この場所では・・あまり見かけません。(汗)

はたして、採集するのに・・適したムカシトンボは、どこに居るのでしょうか?


これらに関する 最大のヒントは、「摂食行動」 という言葉で・・彼らのえさは、小さな飛ぶ昆虫です。
で、これらの昆虫は・・この時期 一体、どこに居るのか? 彼らの多くは、
日差しがよく当たる砂利道で、ある程度 広い広場のような環境に多く居ます。(^^♪
そして、その近くには・・渓流があり、特に上空に樹などの障害物がない所がベストです。
東京の裏山 原っぱ
もう 分かりますね! 採集するのに適した ムカシトンボを狙うには・・上記の環境下で、
日差しが最も強くなる 11時から12時までの 僅か1時間が頻繁に摂食行動を行うので、
本種の遭遇率採集できる確率も・・1日のうちで 最も高くなります。(*^^)v
(なお、この時間帯に 現地に居る為には、我が家を…朝6時半に出ない と間に合わない 汗)

ちなみに、周辺に障害物が無い広い場所を 採集する場所として ピックアップする事で…
僅か40ミリ前後のサイズハエ並みの飛ぶ速さを 軽く備えるムカシトンボの姿
上空で見失う事無くなるので、彼らの動きを予測して 採集する事ができる様になります。(*^^)v


と、言ったものの・・数ある採集の中でも トンボ採集は、剣道の居合い の様なもの。
私の網を振るタイミング遅すぎても 早すぎても… けして彼らを 捕まえられません。(汗)
また、トンボは・・ゆっくり飛ぶ虫ではないので、この1振りを外してしまうと、
2度目のチャンス ほぼありません。 危険を察知し、安全な場所に逃げてしまうのです。


だから、私にとって・・トンボ採集は…どんな種であっても 1対1 真剣勝負です(笑)

まず、体制を低く保ったまま虫網の有効距離を 頭で…予測しつつ 彼らの姿を探します。
彼らの姿を 上空で見つけると、その姿を見失わないように・・頭 と 眼 で追いかけつつ
体制を低くしたまま 徐々に・・彼らのテリトリーに 気付かれぬよう不法侵入(笑)します。
東京の裏山 小川沿い
そして、彼らのテリトリー内で 20分ほど観察していて 今回 初めて分かった事 なのですが・・
彼らはエサ探しの為に遥か上空を旋回後に…低空飛行で直進する瞬間があった ので、
私は、今直ぐ 彼らを採集したい気持ちグッと 堪えて上記のチャンスを 待ちました。
この瞬間は…ドキドキで死にそうです。 これは…トンボ採集者にしか 分からないかも?(笑))


結果的に・・今回は、私の方に軍配が上がりまして、30分間7頭も採集できました。
東京 ムカシトンボ採集!東京 西部産 ムカシトンボ♀
ただ、彼らは…日本特産種 かつ 卵から成虫になるまでに・・7年も 掛かる虫です。(汗)
沢山 採っても…可哀想なので、1ペアのみ お持ち帰り、他の5頭は…その場でリリースです。
この日は 他に…コニワハンミョウ・センチコガネ・コツバメ・ミヤマセセリ等 の昆虫を採集しました。
東京の裏山 渓流沿い
綺麗な渓流のみに生息し、1年で この時期にしか見られない 日本特産種 ムカシトンボ
その原始的な特徴から、「生きた化石」と言われて・・とても貴重なトンボ の1つです。
ココ東京では・・私が知る限りで、5箇所の渓流で 本種の生息を確認しています。
何時までも、このような貴重なトンボが生息できる 自然環境である事を願いたいものです(*^^)v

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おはようございます^^
ムシの視点・・・大切ですよね!
昆虫採集は虫の視点、釣りの時は魚の視点、これができるかできないかは重要ですよね。動物の視点で自然を眺めると、いろんなことも感じますしね。
ムカシトンボはほぼ日本の固有種ですし、貴重な分岐点の種ですから、これを守っていくのは日本人の義務ですね!
あーく | URL | 2012/05/03/Thu 09:50 [編集]
こんにちは~
もう、ムカシトンボが採集できるとは!?
北海道はやっと桜ですよ(笑)

しかし、天気と都合の関係でエゾヒメギフの採集にいけず
何に対してもやる気が起きません^^

あと、北海道でもムカシトンボの数が減ってきています。
数年前までは現地を訪れればパッと見10匹以上見つけられたのですが
今は、2~3匹飛んでいる程度です。
出来れば、数を減らさずに最低でも現状維持していきたいですよね
蒼生音仔 (元Cyen) | URL | 2012/05/03/Thu 13:12 [編集]
こんにちは
裏と言ったら小○○林道でしょうか?

ムカシトンボ恰好いいですね。
もさもさしている毛がいいと思いますw
cawan | URL | 2012/05/03/Thu 20:37 [編集]
あーくさん こんばんは。
むしの視点は、本当に…採集だけでなく 飼育面においても大切だと思います。
今では常識となった マットを硬く詰めるだけの採卵方法 も、もともとは、
現地において 適度の力で簡単に折る事ができる樹木から 幼虫が出た事をヒントに・・
マットを硬く詰める事により その様な柔らかい材であるように思わせて、
クワガタ♀の産卵行動を 誘発させている 画期的なアイディア だったりしますし(^^♪

とりあへず、その物事を深く楽しむのであれば・・その好きな対象の気持ちになって、
あれこれ と考えてみると・・色々なアイディアが産まれて 楽しいですよね。(*^^)v

ムカシトンボは、ギフチョウなどと同様に・・世界中で この日本にしか居ない虫であり、
進化のルーツ を現代に伝える貴重な立役者ですので、今後も…伝導し続けて欲しいものです。
ティーノ | URL | 2012/05/04/Fri 00:57 [編集]
蒼生音仔さん こんばんは。
北海道では、ようやく桜が見ごろを迎えたようで、これからがシーズンインですね!
ここ東京とは、今の季節では…だいたい1ヶ月ぐらい差がありそうですね。(笑)
天気ばかりは…本当に仕方がありませんね。 私も…自由で気ままな採集は・・・
今年は GW以外は ほぼ勉強な状況なので、今週の雨は 日々泣きそうです(爆)

北海道でも・・ムカシトンボの数が減ってきているのですか! 意外でした。(汗)
本種は、卵から羽化するまで7年も掛かるので 最低でもその良好な自然環境が、
7年間 続いていた という立派な証拠でもあるので、 その地域における自然が
コレ以上 本当に可笑しい方向に・・劇的に変化しない事を 祈りたいです。(^_^;)
ティーノ | URL | 2012/05/04/Fri 01:08 [編集]
cawanさん こんばんは。
流石ですね~ 全くその通りです。 裏とは・・そこの林道を指します(笑)
今から5年前は、その手前にある有名な あの林道沿いでも、沢山いたみたいですが・・・
現在では、やや生育環境が悪くなってしまったみたいで、かつての多産地では、
本当に 丸1日 真剣にやっても・・2頭だけだったみたいで、現在では・・・
ある程度 林道の奥のほうまで 行かないと・・まともに会う事が難しいみたいです。
これと、同様な事は…この地域の ウスバシロチョウにも・・言える事ですね(汗)

図鑑で見た時からムカシトンボは、大好きなトンボでしたが・・実際 採集してみて、
あの可憐な翅からは 想像つかないような飛ぶ姿 を見て ほんと一目ぼれでした(笑)
もちろん、cawanさんと同じく、この種の持つ あの おケケ も大好きです(*^^)v
ティーノ | URL | 2012/05/04/Fri 01:19 [編集]
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【剣道マニア】 2012/05/17/Thu 07:50
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