初心者の私が、気ままに…綴る 昆虫採集・飼育観察メモ

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オサムシ初心者による オサムシの交尾器の抜き方
こんにちは。 我が家の周りでも・・キンモクセイのよい香りが漂って参りました。
この香りは・・本当に 大好きな香りの1つなので、この時期は ちょっぴり幸せです。(^^)/
さて、本日は・・最近のマイブームである、オサムシの話題です。
実のところ、2年前までの私は・・オサムシに それほど興味がありませんでした。(笑)
アオオサムシ 普通色エサキオサムシ 緑色型
しかし、東京ヒラタ採集中の アオオサムシ東京ミヤマ採集中の エサキオサムシ
実際に・・自己採集してみた所。 非常に個体変異が多く。 クワガタやカミキリと違って、
採集される成虫サイズも安定しているので、標本箱のデットスペースがほとんどない

という事もあって、オサムシは 各地で採集し標本収集するには・・非常に面白いムシだ!
と、2年前に ふと思い始めてからは・・色々な場所で採集する時に、
オサムシをみかけたら、採集するようになっていました。 あの臭いにも…慣れた(爆)


しかしながら・・国産の色々なオサムシを採集し、標本にするにあたって・・
オサムシ初心者な には どうしても立ち塞がる 非常に高い壁がありました。 (^_^;)

それは・・採集したオサムシ種類を鑑別する為には、

どうしても ゲニタリア(交尾器)を 抜かなければ いけない! というでした。(大汗)


これは、本当に・・意味不明でした。(苦笑) なにせ、昆虫標本作製の入門書には・・・
こうした事は、ほとんど書いておらず。 かといって ネット検索しても、ゲニ抜き後の
交尾器(ゲニタリア)のアップ画像とか のみで、オサムシ初心者のにとって

最も欲しい情報である オサムシのゲニタリア(交尾器)の抜き方については…
ほぼ省略されていている事が多くて、ここ数年・・やり方については、謎のまま でした。(笑)
そして、ついこの間・・この長年の謎が 解けそうな画期的な図鑑が 販売されました!
国産オサムシ 図説
勿論 ココにも、オサムシのゲニタリアの抜き方については、書かれていませんでしたが・・・
この図説に掲載されている 各種オサムシゲニタリア断面図を見る限り、もしかして
国産オサムシ図説 の一部
あの部分を こうすれば・・良いのでは? と ふと思いついたので・・やってみました。(^^)/


以下は、オサムシ初心者なによる オサムシの交尾器の抜き方 プチ講座 です。
そして これは、ややマニアックな自己満足な 記事内容なので・・だれ得? で すいません(爆)


まず、交尾器を抽出したい 鮮度抜群な〆たてオサムシを用意します。(^^)/
今回のモデルは・・先月 粟島で自己採集した アワシマクロオサムシを用いてみました。
アワシマクロオサムシ 標本♂
この時に まず確認する事は、その オサムシが である事を 必ず確認して下さい(笑)
でないと・・やり始めてから、「あれっ? このムシ 交尾器 が無いよ?」という不安が発生します。
ということで、誰でも簡単に分かる オサムシ雌雄判別は、ここを見ましょう!(^^)/
オサムシ ♂の前足オサムシ ♀の前足
左上の写真の様に 前足のフセツ部分が 他の足に比べて 太くなっているのが・・個体
逆に 右上の写真の様に 太くならずに・・前足のフセツが 細くなっているのが・・個体です。
これで、ほとんど問題なく オサムシの♂個体を判別できると 思います。


無事に オサムシの♂が判別できましたら・・♂のお腹の中にピンセットを入れて、
内蔵ごと交尾器を抽出しましょう!  この時に 注意するべき点は・・
かぎ爪状になっている 交尾器の先端ピンセットで掴んではいけない という事です(汗)
オサムシのお腹の中を漁る
もし、掴んでしまうと・・扱いに慣れてない方ですと まちがいなく、交尾器の先端や
種類判別に とても重要な役割を果たす 陰嚢 を傷つけてしまう可能性が高いからです。
なので、コツとしては・・交尾器の先端部分を ほとんど触らずに、
オサムシのお腹から交尾器を取り出す
交尾器の根元をピンセットで優しく掴み、内臓と共に取り出す方が良いと、思います。
うまく内臓ごと 交尾器が引っ張り出せたら・・細いはさみ等を用いて、
交尾器の先端を傷つけぬように、交尾器がついた根元の内臓を 切除してください(^^)/

この作業の時に、だらしなくオサムシの体外に出てしまった内臓は、
何事もなかったように・・お腹の中に 綺麗に戻しましょう! これで見た目も良いかと(笑)
さて、続いてやるべき事は、交尾器を綺麗にして 観察しやすくする事です。(^^)/
取り出したオサムシの交尾器綺麗にしたオサムシの交尾器
内臓ごと取り出した交尾器は、左上のような状態になるので・・
この交尾器の周りについている内臓などを 綺麗に取り除いて、右上の状態にします。
注意点は、抽出時と同じで・・交尾器の先端部分をピンセットで持たない事です。(汗)
なお、オサムシの交尾器の根元についている
花のガクみたいな形をした2本のトゲ状の物体は・・・切除しても大丈夫です。(^^)/


そして最後に やるべき作業は・・オサムシの種類を鑑別する上とても重要 である
交尾器の先端部分に隠れた 「陰嚢」と言われている部分を交尾器から広げる作業です。
この陰嚢を広げる作業は、慣れてくると・・ピンセットでも出来るらしいのですが・・・
私のような初心者には、とうてい無理な神業の領域なので・・これを使いました。(苦笑)
注射器
見て分かるとおり、注射器です。 今では・・色々な理由により 入手困難になりましたが・・・
プラモデル屋さんとかで、接着用として売っている物でも、大丈夫ですよ。(^^)/
この注射器の中に、水を入れて・・綺麗にした交尾器の根元慎重に針を刺しましょう!
交尾器の根元 に注射器を刺す
針をさし込むと・・こんな感じです。 ココで、優しく 注射針と交尾器の根元を
優しく 指で摘みながら・・ゆっくりと、注射器の中の水を 交尾器に入れていきます。
(この時、勢いよく水を入れてしまうと・・陰嚢が破裂するので、要注意です (^_^;))
今までの作業が、順調に行っていて 交尾器の先端部分が抽出時に傷ついていなければ・・・
交尾器から 陰嚢 を膨らませる
こんな感じで、交尾器から「陰嚢」が出現します! 初めて見た時、結構 感動します(笑)
この「陰嚢」は、採集したオサムシの種類によって 色々な場所の形状が異なっていて、
オサムシ図説を見た限り 国産オサムシの種類判別に よく使われているようなので・・可能な限り、
この「陰嚢」の全方向の写真マクロ撮影して記録に残しておくと いいと思います(^^)/
オサムシ交尾器を 台紙に貼り付ける
観察し終わった交尾器と陰嚢は、こんな感じで・・小さな台紙等に貼り付けて、
何時もの標本ラベルと同じく、交尾器を抜いた♂標本と共に 大切に保管しましょう!(^^)/


以上まで が・・オサムシ初心者が 最近 やり始めた

オサムシの♂個体から 交尾器を抜き、種類判別に必要な陰嚢」を膨らませる 方法です。
この方法で 私は、よく似た クロオサムシ と ルイスオサムシが、最近 鑑別できるようになった(笑)

ただし、このやり方で・・オサムシの交尾器を抜く方法・観察 が 本当に合っているのか?
私・・本当に、オサムシ初心者ゆえに 全く分かりません(笑)ので、

もし、この方法を 試される方は・・自己責任で よろしくお願いいたします。(^_^;)

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

注射器
注射器にこんな活用方法があるんですね。
私もよくオサムシを捕まえますが、ほとんどアオオサムシなので、ここまで徹底して種類の判別をやったことはありません。
当然、注射器は標本を作るときに、サクエチを虫の体内に入れるのにしか使いません。
モモンガ | URL | 2013/10/07/Mon 22:38 [編集]
モモンガさん こんにちは。^^
注射器は、昆虫関連において・・本当に色々な使い方があるので、
あれこれ と、考えを巡らせて 新しい活用法を 探すのも…楽しいですよね。

私も…アオオサムシだけしか 採集していなかったら・・・
ここまでやろうとは・・たぶん、思わなかったと思いますが、
色彩変異が 豊富なクロオサムシを採集してからというもの、
非常によく似た種類が多かったので・・この方法が 必須となりました(汗)
最初は、結構苦労しましたが・・慣れると、楽に出来るのが 不思議です。

私も…標本作製における注射針の使用用途は、モモンガさんと同じように・・
サクエチを虫の体内に 入れる時は、よく使います。特に…ヤママユガですね。
あとは、私の場合・・トリバネアゲハを軟化する時に たまに使用します(^^)
ティーノ | URL | 2013/10/08/Tue 09:33 [編集]
トラックバック
トラックバック URL

Copyright © しみじみ観察メモ. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。